MMDモデルの表情をフェイシャルボーンとBDEF4で制御する
ウェイトのこと考えてフェイシャルボーンを組む
…と言っても、基準や標準の表情制御用ボーンがあるわけではないので、自力で組むわけです。フェイシャル(表情)ボーン制御は昔からやりたかったので、ざっくりとしたイメージ図と基礎土台のボーンを組んで、あと操作するIKやFKの付与は水道屋先生にマッサージしていただきました。助かります、ありがとうございます、ありがとうございます…!当初スネークモデルのバージョンアップのときにこのフェイシャルボーン導入する予定だったのですが、顔のポリゴン割り直さないと無理でした…
これだけじゃ何が何だかわからないと思います。す、すまん。口角が動くと頬も連動する、下唇が動くと顎も連動する、といった小技を仕込んであります。というか仕込んでもらいました。ほとんどメカギミックです。うひー!
これが当初の基本構造です。最初BDEF2でやっつけるつもりでした。私はウェイトをPmxEditorでやっているのですが、素晴らしいプラグインのおかげでBDEF4も扱えるようになったので現在はBDEF4で進めています。
こちらはライナーモデルの頭部(ローポリ版)です。口元や口の中はまだ作っていないのですが、ちゃんとフェイシャルボーンでモデルの表情をコントロールできるか心配だったので、一度ざくっとウェイトおいてテストしていました。これから難関と言われるIKの軸制限が待っているわけですが、が、がんばりますね…はい。
まあ、こんなカンジでウェイトをおいていきます。今回口角制御のウェイトをおくボーン間違えてしまったので(うう…)イマイチな動きですが、「あいうえお」「まばたき」等簡単なモーフをボーンモーフで登録してMMDで踊ってもらったのがコチラです。
まだテスト段階で甘い部分ありますが、フェイシャルボーン稼働調整ざっくり終了。旧モデルの左はSDEF・表情は頂点モーフ。今回(右の白いの)は全身BDEF4で制御・表情はボーンモーフ。またメタセコに戻って肘から下の造形に入る予定です。 pic.twitter.com/saXD0dlPXE
— やまばと@臨時連絡用 (@yamabatoo) 2016年8月27日
なんでフェイシャルボーン制御にしたかったかというと、自分はMMDで表情を付けるのが一番楽しい!!!ので、もっと眉間をこう…とかもっと口の端をこう…とか柔軟に操作したかったからです。あとダイナミックに口を開けたりとか。表情弄りたいから、ボーン制御にしてみよう!というそれだけなのですが、いやー…ウェイトはいってまばたきさせるだけでも楽しいっすね…へへへ。